アクリル樹脂
アクリル樹脂はプラスチックの中で最も耐久性に優れ、なおかつ美しい透明性を保った素材です。こうした特性を活かして、さまざまな製品に使用されています。
主な用途
風防ガラス、レンズ、ディスプレイ、ロボット工作材、日用品、工芸品等
アクリル鋭角部カケ対策
サイズ:T60.5mm 52mmx45mm
先端が鋭利形状の加工品です。アクリルは切削加工の際、とてもかけやすく、図の様なものは通常加工ではカケが発生します。ですので始めに樹脂用の3mmのエンドミルで先端部のみを削り量を調整して加工をし、その後に全体を切り抜くことでカケを防いで加工しています。
板厚削りクリア加工
サイズ:T15mm 82mmx82mm
ロボット工作材の一部です。各方向より機械内部を見るためにアクリルの持つ透明度が必要で精度も必要となります。通常アクリル材では板厚を削らなければ15.00mmの寸法は出ません。しかし削る事で透明度が無くなってしまいますが、アクリル専用刃物を使用し、表面の透明度を出し、15、00mmの精度も出した加工をしています。
ポケット部クリア対応
サイズ:T16mm 170mmx80mm
中央部に深さ2mm、40mmx60mmの掘り込みがあり、削り込んだ部分に透明度が必要となりますが、通常加工では削り込んだ面は白っぽくなります。ですのでアクリル専用工具を使用し、加工回転、送り速度を調整し、磨く等の手を加えることなく掘り込み部の透明度を出しています。そのことによりコストを抑える事が可能です。